グルコサミンサプリメントを質にこだわって選ぶためには
以前はヒアルロン酸やコラーゲンが人気のある膝痛サプリメントだったのですが、近年では研究が進んだことで膝などの関節に効果的な成分としてはグルコサミンが最も重要視されるようになったため、膝の痛みに効果があるサプリメントを選ぶ際にはこのグルコサミンが配合されたものを選ぶ人が増えているのです。
しかしグルコサミンが配合されているサプリメントであればどれを選んでも膝の痛みに効果があるというわけでもないのです。中には「配合量が少ない」「吸収率が悪い」ものもありますから、購入時には質にこだわって関節にとって大切な成分がしっかりと配合されたものを選ぶようにしてください。
変形性膝関節症に気をつけましょう
変形性膝関節症の初期症状としては膝の違和感や痛みがあげられます。正座やしゃがむ動作、また階段の上り下りや歩き始めなどに痛みを感じます。
痛みが継続することは初期の場合あまりないので年齢のせいや一時的な体調不良であると思い込む人がほとんどで、症状を見逃してしまう場合も多いようです。
進行して中期になると膝を完全に曲げることができなかったり、膝を曲げる動作そのものに苦痛を感じたりと、軟骨がすり減って骨同士の接触により炎症が起こって激しい痛みを伴い、腫れや発熱も起こります。
またいわゆる膝に水がたまるといった症状も現れるようになります。末期では激痛を伴うため日常生活に影響を及ぼすようになり、歩行も困難になります。
痛みによって行動が億劫となるために、鬱症状となったり高齢者の場合認知症となったりする場合もあります。
早めの予防と治療を悪化する前に心がけましょう
そこでおすすめなのがグルコサミンの摂取です。グルコサミンを摂取することによって関節機能と失われた軟骨の回復を促すと共に、症状の進行を阻止し痛みを緩和する効果が期待できます。
実際に歩行能力の回復や膝の痛みの緩和に効果があったと、グルコサミンを摂取した人の7〜8割の人が回答しています。
医療用医薬品コンドロイチンについて
医療用薬品として1950年代後半に認定されてから今日に至るまで、コンドロイチンは一般医薬品や健康食品の成分として様々な形で利用されています。コンドロイチンは医療用医薬品としては注射液として関節痛や腰痛症、変形性膝関節症、肩関節周囲炎(五十肩)、筋肉痛、神経痛などの治療に使われています。またコンドロイチンの高い保水性という性質を活かし点眼液として角膜表皮を保護する目的に使われています。
コンドロイチンが配合されたサプリメントは治療薬としての効果は確認されておらず食品に分類されています。ですからこの事実を使用する際にはしっかりと理解しておく必要があります。関節リウマチや変形性関節症などの病気と診断された方やこれらの病気の疑いがある人は、病院で医師の診察を受けて厚生労働省によって認められた医療用の医薬品による治療を受けるようにしてください。
膝の痛みで整形外科に行く場合のポイントについて
膝に違和感や痛みがあっても整形外科に行かないといけないほどの症状なのかについては、自分で判断することが難しいですね。実際に整形外科を受診したほうがよいかどうかの目安としては、
- かなり痛みの症状が強いように感じる
- 改善のためのノウハウを自分なりに試してみたがうまくいかない
- 1日ごとに痛みが強くなっているように感じる
これらのいずれかに当てはまるようでしたら、整形外科を受診して医師のアドバイスを受けるようにしましょう。
整形外科にいく場合にはメモを持参しましょう
整形外科を受診すると決めた時には、メモを持っていくと受診がスムーズになりますからおすすめです。整形外科を受診する際には次のことについて事前にまとめておくとよいでしょう。
- どのくらいの痛みの強さを感じているのか
- いつごろから膝が痛むようになったのか
- 膝のどの部分について強い痛みを感じるのか
- 特定の動作や時間帯などで特に痛みが強くなる場合はあるのか
- 膝を動かすと音が鳴ったり、こわばったりなどの痛み以外の症状はあるのか
- 他の病気の治療を現在受けているかどうか、受けている場合にはどんな薬の処方を受けているか
医師に内容をしっかりと伝えるためにこれらの項目についてまとめてメモを準備していけば問診がスムースになりますし、医師の側からも「治療法について提案がしやすくなる」というメリットがあります。
